壁も床も白い200角タイルを貼った、真っ白で清潔感のある空間。
光沢のあるタイルの壁やガラスに照明の光が連続して映し出され、よりいっそう洗面室との一体感が感じられます。また、奥の壁際に鏡を入れたため行き止まり感がありません。
マンションの水回りは窓が無く閉鎖的だったり、面積的に広く確保できない場合が多くありますが、光が丘のサクラハウスのように、バスルームと洗面室を壁で仕切らずガラスなどにすると、視線が抜け、実際よりずっと広がりを感じられる空間になりおススメです。「窓が無い、狭い」という欠点を逆手にとって、ホテルの水回りのようなプライベート感のあるスペースをつくるのもいいですね!
マンションリフォームの場合、「ユニットバスしかつくれないのでは?」と思っている方も多いようですが、そんなことはありませんよ。最近は防水設備も進歩して、集合住宅でもバスルームを自由につくる(「在来でつくる」と言ったりします)ことが容易になってきていると思います。
ユニットバスより少々コストがかかっても、デザイン・質感の違いは見ての通りです。時々マンションの管理規約で「ユニットバスとすること」と規定しているマンションもあるので、リフォームする際は必ず確認する必要がありますが、「マンションだからユニットバス」と思い込まず、幅広く可能性を検討されてはいかがでしょうか?
村上建築設計室