この明るい部屋は、光が丘のサクラハウスでは「長い部屋」と称されています。
(現場の途中から工務店の現場監督さんがそう呼ぶようになり、いつしか我々やクライアントもそう呼ぶようになった。。。)
ここは、将来、2人のお子さん(一男一女)が使う子供部屋で、今は二つに区切らず細長い平面形状の部屋になっています。
将来を想定して最初から子供室をしっかり確保することも考えましたが、2人はまだ幼稚園生と赤ちゃんです。
性別が違うため、いずれは部屋を分けることになると思いますが、子供室が必要になる年齢はまだずっと先なので、当分は広くしたまま家族みんなで使うことになりました。
今はご主人の書斎として使われる一角があったり、子供が遊ぶスペースだったり・・・、住まいのなかの余裕のスペースとして役立っているようです。
あたり前のことですが、時がたつとともに、家族の状況も徐々に変化していきます。
住まいというものも、それにある程度柔軟に対応できるべきだと思っています。
住まいの骨格は最初からしっかりとつくっておきながらも、模様替えや簡易なリフォームでさまざまな変化に対応できるよう、あらかじめ配慮しておきたいですね。
それぞれのクライアントさんによって状況は異なりますが、うちでは必要以上につくりこむことはせず、シンプルに空間の骨をととのえることを大切にしています。
村上建築設計室