- 西田 淑子
- サクセスインサイド・コミュニケーション 代表・コミュニケーショントレーナー
- 大阪府
- ビジネスコーチ
対象:コーチング
私がとてもネガティブな理由で、会社を退職し、しばらくしたときのことです。数年ぶりに合った知人は、退職しこれから先のことは何も考えていないという私になんと「congratulation」と言ったんです。とてもびっくりしました。再就職も考えていないのに「おめでとう」の意味は何かあるんだろうかと思いました。その一方で「おめでとう、でもいいのか」とも思いました。
またあるとき、別の友人と、時間つぶしに「ベンツ」のショールームに居たときのことです。私が
「仕事をしていないし、とてもこんな車買われへんわ」とつぶやくと、友人は「なんでやねん、サラリーマンやったら、無理かもしれへんけど、フリーやったら、1000万円の車でも買える可能性があるやんか」と言いました。これにもびっくりしました。だけど、さらにびっくりしたのは、私は私の可能性を、自分で限定していたことに気がついたことです。
確かに、未来がどうなるかが明確に分かるわけが無いのに、私は「ダメだ」というほうに決めてしまっていました。
もしあのとき、数年ぶりに会った知人に「残念だった」とでも言われていたら、私は自分の選択を失敗だったと決めつけて、退職したことを後悔していたことでしょう。
もしベンツのショールームで友人が「一生ベンツなんか無理やな」と言ったとしたら、私は自分の価値を過小評価することにさらに努力したかもしれません。
ダメだと決めることが出来るならば、ダメで元々、と考えることもできます。ある人は思い通りに行かず、本当にダメだったら、2倍落ち込むことになる、と考えますが、だからといって、最初からダメと考えれば、何も良いことが無いままに人生が終わってしまいます。
ダメで元々でも、自分の未来を思い描いて、そうなろうとする努力の過程が、未来を変えていきます。
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