テレビで紹介されて話題になったステンドグラスです。
小川三知 大正10年の作品。
→テレビ東京「美の巨人たち」
→青森宮越邸探訪記
説明すると長くなりますので、詳しくは上のサイトをご覧下さい。
ちなみに、探訪記の助手とは、私のことです。笑
■日本人の持つステンドグラスのイメージ
さて、なぜ実績でもないのに、最初にこれを紹介したのか。
それは、日本人のステンドグラスへのイメージを覆すものである上に、何しろ美しいからです。
私たち日本人の持つステンドグラスのイメージは、ヨーロッパの教会です。
赤、青、黄色の大きなバラ窓を、暗い室内から見上げ、大きさに圧倒される。
そして、北窓には寒色を、南窓には暖色を、と聞いたことでしょう。
■日本特有のステンドグラス
しかし、日本でこんなバラ窓があるかと言われれば、私の知る限り、ない、と言い切れます。
日本のステンドグラスの特徴は、目線なのです。
目線で見るからこそ、精密なデザインで、綺麗な技で仕上げる。
これが日本人たるステンドグラスである、と私は考えます。
純和風の部屋でステンドグラスごしに庭の四季の移ろいを臨む。
どうですか、この木蓮のステンドグラス。