恋愛セラピストあづまです。
「感情のバランスはとれていますか?1」の続きです。
逆に、いつも怒ってしまい、夫婦関係が悪化の一途をたどっているという女性の場合、別の感情が詰まっているのかもしれません。たとえば幼少時に寂しい気 持ちにふたをして生きてきたかもしれません。両親が仕事で忙しくて、いつもカギっ子で・・・寂しい気持ちを感じていると辛くて辛くて仕方がないので、いつ しか寂しい気持ちを感じること自体をやめてしまった・・・
封印した感情は、消えてなくなるわけではなく、心の中でなにかもやもやしたものとして残ります。そして、厄介なことに、不安とか怒りとか、別の感情に化けて出てくることがあるのです。
寂しい気持ち(=他人とのつながりを求める気持ち)を感じることを我慢してしまうと、人生自体が孤独なものになってしまいます。そしてますます寂しくなっていくのですが、感情が鈍くなっていますから、よく分からないんです。そして別の感情になって表に出てきます。
旦那さんの帰りが遅いとき、もう心の底では寂しさの限界が来ていて、でも、寂しさを出せないので、怒りになって出たりします。「なんで帰りが遅いの!!!!」
この感情は小さな頃から積もり積もった寂しさが怒りに化けたものなので、怒られた旦那の方は、なんでそんなに激しく怒られなければいけないのか理解できません。当たり前です。
こんなケースでは、話を聞いていくときに「どんな気持ちでしたか」というふうに問いかけていきます。あるいは、その激しい怒りを「フォーカシン グ」を使って体で感じてもらいます。しっかりと心に意識を向けていくと、次第に寂しかったことが自分で分かってきます。こうして、ふたをしてしまった感情 をふたたび取り戻していくのです。
感情のバランスの崩れが、心の問題や人間関係の問題を引き起こすことは結構多いのです。私はセラピーで「ありのままの感情を感じてくださいね」という気持ちで話を聞いています。
話の内容は、すぐ忘れてしまうのですが、どんな感情を表現していたかは、かなり後まで覚えています。そこが大事なところですからね。
「怒り」「寂しさ」「不安」「悲しみ」
あなたも、どれかをいつも我慢するクセがついていませんか?
バランスがとれた感情を取り戻すと、生き生きした心で毎日を過ごすことができます。
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