少人数私募債を発行する会社と投資家のメリット・デメリット - 病院施設の財務会計 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
原 聡彦
(経営コンサルタント)
中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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少人数私募債を発行する会社と投資家のメリット・デメリット

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こんばんは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。

本日は少人数私募債を発行する会社と私募債を引き受ける投資家のメリット・デメリットをまとめました。

(1)少人数私募債発行会社
☆メリット
1.取締役会の普通決議で発行可能。
2.行政官庁への届け出義務なし。
3.私募債管理者の設置は必要なし。
4.社債券の発行をしなくてもよい。
5.利率は自社の裁量で自由に決定できる。
6.社債利息は経費にできる。
7.議決権も発生しない。
8.連来保証人、担保の必要なし。

★デメリット
1.償還時に多額の資金が必要となる。
2.経営者が購入した場合は、相続時において相続財産となる。

(2)投資家
☆メリット
1.銀行の預金利息より高い利率で運用できる。
2.社債利息は20%の源泉分離課税となるので高額所得者の節税対策になる。

★デメリット
1.連帯保証人、担保がないため発行会社の事業計画を確認し償還可能かどうかチェックする必要あり。
2.社債の償還請求権は10年、利息の請求権は5年で時効により消滅する。
3.相続時において相続財産となる。

以上です。2011年税制改正により高額所得者や資産家の所得税は増税となります。少人数私募債は20%の源泉分離課税となるため、高額所得者の節税対策となりうるので、顧問税理士とご検討頂きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!

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