- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
こんにちは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。
最近、診療所の院長から経費の見直し方についてご相談受ける機会が増えています。本日は、診療所の経費の見直し方についてお伝えします。
今回は生命保険料・損害保険料、地代家賃、機器サービス費、業務委託費などの人件費以外の固定費の削減策をまとめました。
1.生命保険料・損害保険料の見直し方法
定期保険、所得保障保険など医療法人で加入している保険加入の目的と内容が合致しているか確認し整理する。
2.診療所の地代家賃の見直し方法
不動産不況によって賃料の水準は下落している。入居期間がある程度長い場合、賃料相場などを基に交渉すれば地代家賃を減額の可能性もある。
3.機器サービス費(保守料)の見直し方法
機器の保守料については保守料のランク分けされているケースがあり変更できないか検討する。該当する機器の使用頻度と安全性を考慮に入れて保守契約のランクを下げたり保守契約自体を解約することで保守料の減額できる可能性もある。
4.広告宣伝費の見直し方法
費用対効果の低いものから省いていくのが原則です。具体的な方法としてはまず新患の来院動機をアンケートや問診で聴く。また、電柱看板を設置している場合は定期的に現物確認を行う事をお勧めしている。実際に電柱看板が木の陰に隠れるなど見えにくくなっていた事もあった。
5.専門家の顧問料の見直し方法
コンサルタント、税理士、会計士、社会保険労務士の顧問料については関与度合(時間、相談範囲の限定)を減らす事で料金が減額される可能性もある。ただし、やみくもに減額要求することはお勧めできません。専門家のプライドを傷つけず責任の範囲を限定するスタンスで話をもっていく。逆に関与度合いを増やしてもらい時間をお金で買うという考え方もできる。
以上、毎月、漫然と支払っている経費について見直す方法をまとめました。やみくもに値下げ交渉は、診療所の経営に関連している会社等に悪い影響を与える。経費の見直し交渉は、誠意と根拠をもって行うことをお勧めしています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!
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