「ゴーギャン展」
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2009-08-28 17:00
ここのところ、美術展への人手が多いと聞いたけど、やはり混雑しながら見て回る。
結構多作だと思ったし、
初期の頃は印象派の影響を受けていながら、徐々に変わっていく様子が見られたのが興味深かった。
今回の一番の目玉は「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という大作。
この作品だけが特別に大きく、内容的にもこれ以上のものはできないと本人が言ったとのこと。
30半ばに画家として生きることを決めて、54才に亡くなるまえの49才の頃の仕事。
現代はそれほど絵に出てくる物事にアイコンの意味は持たせていないが、いたる所に意味が詰まっている。
展示に関しては、一部屋丸ごとこの作品の展示スペースに使っているのだが、
もうちょっと引きとってみたり、天井高さがあると良いと思った。