男性専用車両導入へ株主提案、西武HD - コラム - 専門家プロファイル

平 仁
ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士

注目の専門家コラムランキングRSS

舘 智彦
舘 智彦
(しあわせ婚ナビゲーター)
土面 歩史
土面 歩史
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月28日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

男性専用車両導入へ株主提案、西武HD

- good

今週末に開催が集中する株主総会に向けて、上場企業が準備に追われる中、
面白い記事がありました。
21日8時5分産経新聞ネット記事はこう報じた。

西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス(HD)の株主総会に、
「男性専用車両」の設置を求める株主提案が提出されている。
株主側は痴漢の冤罪を防ぐという理由で平成19年から提案を続け、
賛同者も増えている。総会は24日。果たして“三度目の正直”となるか。
西武HDの招集通知によると、剰余金の配当や取締役の選任といった
議案に続き第5号議案として「女性専用車両および男性専用車両の設置」
が株主10人からの提案という形で記載されている。
提案理由として「痴漢対策は女性専用車両の設置などにより、一定の成果を
あげているが、痴漢冤罪対策は全くなされていない」と指摘。
「男性専用車両の設置はカメラの設置に比べて費用も安価」などとし、
定款に盛り込むことを求めているという。
株主側によると、昨年の総会では、書面投票した株主の47.5%にあたる
1703人が賛成した。
だが、総会で定款変更が可決されるには、議決権の3分の2以上の賛同が必要。
このため、約32%の株式を保有する米投資ファンド、サーベラスの賛同が
不可欠だ。
一方、西武HDの取締役会は「個別課題を定款に記載することは不適当」
との姿勢だ。
ポスターなどの犯罪防止活動が一定の効果を上げており、「利用者からの
要望も少ない」としている。




女性専用車両の導入が進んでいることは、一定の評価ができよう。
私自身も長年気にしてきたことですが、西武鉄道における株主提案は、
身に覚えのない痴漢の疑惑を向けられて迷惑している男性にとって、
切実なものがある。

私は電車移動する際には、本を読める環境に無いラッシュ時であっても
必ず本を手に持っている。
痴漢の冤罪を予防するためです。

私は普段から大きめのカバンを愛用しており、ラッシュ時には迷惑だよね
と思いながらも、荷物が多いために仕方がないと思っている。

その大きなカバンを片手に、もう一方の手に本を持っていれば、両手が
ふさがっており、痴漢のやりようがないでしょう。

つり革がつかめる位置にいるときはできるだけつり革につかまるのもそう。

移動時間を有効に使いたいという理由もあるけれども、もっとも大きな理由は
痴漢疑惑という冤罪の防止のためなんです。

私は大学生の頃からこういう予防法をもう約20年ほどやっています。

男性専用車両ということになると、ゲイの方が喜びそうですが、呼吸が荒い
男からすれば、痴漢の疑いをかけられやすいだけに、切実なんですね。

女性の後ろに立ってしまうと、呼吸が荒い男は、呼吸が荒いということだけで、
痴漢と疑われかねないんです。
かといってラッシュ時は立ち位置を選べませんからね。

定款に記載すべきかどうかとなると疑問がないではないですが、
鉄道事業者の皆様には、ぜひとも男性専用車両の導入も検討して頂きたい。
昨年は半分近くまで賛成票を伸ばしてきただけに、西武HDの対応には
注目しています。