サッカー観戦記:初等々力
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2009-04-29 17:42
サッカー観戦記:初等々力
環の小坂です。
今日川崎の等々力陸上競技場にサッカーJリーグdivision1
川崎フロンターレVS京都サンガの試合観戦に行ってきました。
等々力はメインスタンド以外は2階構造で、2階は屋根付で落ち着いてみる人が多く、
1階はゴール裏のバックスタンド側からバックスタンドにかけてが応援席。
コーナーにメインの応援団がいます。
東横線の人身事故もあり、行きは南武線武蔵中原駅から球場に向かいました。
前半
GWの過密日程もあり、川崎はメンバーを入れ替えています。右CBに本来MFの菊池、右SBに井川が回り、左SBには村上と
左CBの寺田以外は変更になっています。
キャプテン伊藤はベンチで、SBの森・山岸はベンチにもいませんでした。
中盤も最近守備的MFで出ていた横山がベンチで、中村憲がそのポジションに回り、
右MFに田坂が入りました。
もう一人のボランチは谷口、左MFに快速FWのビットール・ジュニオール。
FWはチョンテセに代わり今シーズン加入の矢島が、ジュニーニョとコンビを組みます。
京都はいつものメンバーでした。
開始早々京都のGK水谷が負傷し、松井に交代。
前半はお互いに右側の守備に課題がありました。
川崎の右はCBに菊池、SBに井川、MFに田坂ですが、連携が今一で
かつ本来のポジションでないため、ミスも多く、
京都の左(SBの染谷、MFの林)に度々疲れ、
染谷のセンタリングからFW豊田のヘディングシートを完全フリーで打たれるなど
苦戦していました。(結果的にはこれを外したのが京都にとっては痛かったです。)
京都も右CB水本、右SB角田の連携が今一で、
度々ビットールに突破を許しています。
川崎は前線からのプレッシングが鋭く、それが京都のミスを誘い、
そこからビットールのゴールで先制。
前半は1対0で折り返します。
京都はFWのディエゴがDFライン近くまで戻ってボールを受けることが多く、
林の奮闘は光りましたが、なかなかゴールチャンスが来ません。
後半
京都は角田に代えてシジクレイを投入。右MFの渡邊を右SBに下げて、4-2-3-1から4-1-4-1に変更し、
ディエゴをより前で機能させようとした意図が感じます。
ただ、さらに右サイドを突かれるシーンが増え、スピードのある
川崎の攻撃陣の餌食になっていきます。
前半はなかなかいいパスを出せなかった中村憲も機能し始め、
2点目の矢島のゴールは左サイドをビットールが突破したところから。
3点目のジュニーニョのゴールも左突破からのセンタリング折り返しを
押し込む形で誕生し、4点目の黒津のゴールもパス交換から
京都の守備陣を崩し、水本のマークを振り切ってのシュート。
京都は後半ロスタイムに途中出場の加藤のゴールで1点返すだけで、
4-1で川崎の圧勝でした。
観客16253人の大半が川崎ファンでしたが、わずかにいた京都ファンからも
試合後はブーイング。
京都はけが人が戻ってくるまで苦しそうです。
増島が不在の右SBが課題ですし、FWを含め、攻撃をどのように組み立てるか。
川崎は昨年後半猛威を振るったスピード攻撃が健在で、
各チームも1対1では苦戦しそうなので、3バックにするなど
何らかの対策が必要になりそうです。