ヒトと癌
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2007-07-11 00:00
体の中に発生した癌細胞が徐々に徐々に体を蝕んでいって、ねずみ講や二次関数のように最後は収集がつかない大量の癌細胞によって体が壊されてしまう。
この「癌」。
これは地球における人間の存在そのものではないだろうか。
現在わかっている数千年の人間の歴史を見てみると、人口の増え方、環境の破壊の仕方はまさに二次関数で、最近の100年間のスピードがものすごい。
そしてこれから先10年、世界の人口の大半を占める中国、ブラジル、インドなどが発展していくことを考えると、ますますスピードアップし、地球が末期癌状態になっていくのではと心配になってしまう。
そう考えながら、自分自身環境を破壊している最たる業界で仕事をしているわけで、さらにこれから先の破壊の象徴になるかもしれない中国に興味を示している。
環境を守らなければならないという心と、発展したいという心が、結論の出ない葛藤へと陥ってしまう。