- 青田 勝秀
- 大国屋ビジネスコンサルティング株式会社
- Webプロデューサー
対象:ITコンサルティング
基本的な考え方 仮説と検証
ものの考え方の本は非常に沢山出ています。書店に行ってみてください。ものすごい量の考え方の本があります。その手法は本当に多岐にわたっていますが、基本的なことは1つです。
仮説と検証
こうじゃなかろうか?本当にそうか確認してみよう。これだけなんです。一般的な私たちの生活の中でもいつも繰り返されていることです。
この道はこの時間に混んでいるのでは?
ほかの道を試してみよう。
この洋服だと印象がいいみたいだ。
この洋服を着ていこう。
このパチンコ台は今日出ていない。
他の台にしてみよう。
いつも物事に対して、経験や事実を元に「あたり」をつけてから取り組んでいますよね。それが仮説と検証です。しかし仕事でこの考え方を活かすためには、無意識にやるのではなく、意識的に取り組む必要性があります。
基本的な考え方 仮説を組み立てるための要素
対象の限定
まずは仮説を組み立てる上で何の仮説を組み立てるのか?を明確にしましょう。
商品をより多く売るためには
商品の認知をあげるには
来店客数を伸ばすには
などになります。
Why?を5回
対象が決まったら、いま自社が置かれている現状に対して何故?を5回問いかけてみます。これを巷ではトヨタ方式の考え方といわれています。5回やる必然性はありませんが、5回もやれば問題の根源的な部分にあたります。結果に対しての原因の因果関係を明確にすることができます。その因果関係を仮説として取り入れて検証することで、本質的な改善が可能になります。
これらがどの考え方の本にも根底として流れている基本的な考え方だと思います。でも仮説を検証する上で、もしくは立証するには集めたデータを色々な角度から見る力も必要になります。次回はデータをどう整理して、どう見るか?どう考えるか?について書いていきます。