★ヒアルロン酸治療で人生を変えることを、一心に追及している、しのぶ皮膚科院長・皮膚科医のしのぶ先生です。
昨日の続きです。
EGFは安全で、アレルギーの心配がないから、クマが盛り上がって良くなることはないとしても、良いかな?とは、まあ、思います。
しかし、PRPはキットや血液を分離させるための遠心分離器のお値段が高いこともあり、決して安くない施術です。
昨日も申したように、傷や炎症のある皮ふにPRPを打つと修復されることはわかっていますが、傷や炎症のない皮ふに打って、若返るエビデンスはありません。
PRPを施術している看護師さんたちが、自ら進んでやりたがらないのは、効果を感じる患者さんが少ないのと、あまり変わらない高額な施術で、むしろ離れていく人が多いのを知っているからだと思います。
さてここで、FGFというものがあります。
FGFは、フィブラストスプレーというもの。
ご存知ですか?
【F =Fiblo....線維芽細胞 FGF= 線維芽細胞を増殖させる成長因子です。】
FGFとEGFはまったく違います。
こちらは、ぐいっとえぐれた潰瘍が盛り上がって劇的に治るお薬です。一般皮膚科では、治りづらい深い傷のある患者さまに使います。
こちらは、悪性腫瘍(がん)がある場合は、絶対に使ってはいけないというのがポイントです。言うまでもないですが、強力に血管を増生しますので、がん細胞を強力に増やすことに他なりません。
そのFGFを、PRPに入れている治療が行われています。FGFを添加すれば、劇的にクマが盛り上がるでしょう。劇的にほうれい線が消えるでしょう。血管を増生しているのですから。しかし、人によって、どの程度増生するかはわかりません。
ということは・・・
◇ 盛り上がり過ぎる
◇ しこりができる
可能性があります。
その結果は予測ができません。
消す薬もありません。
少しずつ施術するのが無難でしょうか・・・。
また、悪性腫瘍に入れてはいけないお薬です。
血管の増殖作用が強く、悪い細胞が増えるからです。
こちのFGF(フィブラスとスプレー)は色々な注入に添加する先生がいらっしゃいます。勿論それは、先生それぞれ考え方が違うからです。
けれども私は反対です!
「明らかに変わる!」
その言葉に安易に飛びついて後悔しないように、
「どうして、PRPが明らかに変わるのですか?何が入っているのですか?それは安全ですか?」
それを聞いてみてください。
続きます・・・。
可愛い可愛い看護婦さん♡ スタッフが本当に大好きです♡♡♡いつもありがとう〜‼︎
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このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。