上顔面でおでこのたるみ以外に気になるのは、眉毛の位置です
以前、ヒアルロン酸はフィラーと呼ばれる注入物のひとつだとお伝えしたことがありますが、フィラーの特徴のひとつに位置を固定するという働きがあります
年齢を経ると、目の周りの筋肉が衰えてくるため、眉毛の位置が下がってしまうことが多いのですが、ヒアルロン酸で眉毛の位置を固定するということができるんです。眉の印象が変わると、見た目はぐぐぐっと若返ります
また、目の開きが悪い方で、手術をするほどでもないけど気になるという場合には、ヒアルロン酸で症状を改善することもできます
それから、おでこや眉間のシワも、ヒアルロン酸で目立たなくすることが可能です 表情を動かすことで現れるシワはボトックス注射が有効なのですが、じっとしていても目立つシワは、ヒアルロン酸の方が適しています
ただし、シワ消しだけのためにヒアルロン酸を打つのはもったいないと思います。いつも言っているように、美容治療をするなら、まずは大きな問題の改善から 頬やおでこの引き上げのあと、最後に残った量でついでにシワにも注入というくらいがお勧めです
面白いのは、上顔面ってヒアルロン酸を打った当日は、そんなに効果を実感されない方が多いんです 中顔面に打った方は、打ち終わった直後に「うわーっ!すごい」っておっしゃるけど、おでこはそんなでもない。でも、次にいらっしゃった時に、「すごく変わったんですよ」って言われます。自分で感じる以上に、お友達などにも褒められるみたい
髪で隠れる部分だけに、見なかったことにしがちな上顔面ですが、意外にも治療効果は高いんですよ
ビフォーアフター こちらはパーフェクトノーズです。正面
側面
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・施術解説(ヒアルロン酸) 顔全体を診て改善した方が良いところを診察します。 患者様の悩んでいるところを詳細に聞き、一番よい治療方法を相談して決めます。 顔を洗顔しメイクを落として頂き、施術前の顔写真を撮ります。 麻酔クリームを治療する部位に塗布して数十分置く。 麻酔クリームを取り除き顔全体を消毒する。患者様の皮膚の性状と治療内容に 適したヒアルロン酸を用意し、治療内容に適した針やカニューレを用意します。 治療部位にマーキングし、痛み、痺れなどを注意深く確認しながらヒアルロン酸を注入します。 一カ所ずつ止血を確認し、鏡を見て患者様と施術箇所を確認します。 ヒアルロン酸の残量が1/4程度になったときに最後の患者様が気になる部位を相談し丁寧に仕上げます。 施術内容を説明確認し内出血がある場合は冷やし、消毒をして施術終了。
・施術リスク(ヒアルロン酸) 細い針で注入しますが、内出血や痛みが出る事があります。内出血は個人差がありますが、2週間程度経過をみる必要があります。 非常に稀ですが、ヒアルロン酸はアレルギーが起こる事や、被膜形成(しこり)が起こる事や、感染が起こる場合があります。 そのような症状が現れた場合は適切な処置が必要なため、早めにご連絡・ご相談ください。
このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。