難症例との境界線とは - 一般歯科・歯の治療全般 - 専門家プロファイル

片平 信弘
院長
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年05月01日更新

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片平歯科医院虎ノ門”インプラント・矯正センターの片平です。


毎日多くの患者さんにお越し頂きありがとうございます。
そしてクリックありがとうございます)

みなさま、おはようございます。

猛暑が続くなか、8月となりました。
とにかく蒸し暑いの一言に尽きます。
朝夕は涼しげ風が吹き、快適かな・・・なんて思っていると
昼間は猛烈な湿気と熱気が体にまとわりつく日々が続いていますね。
夏バテなんて言ってられませんから、体調管理をしっかりとしていかないとですね。

最近は特にこの暑さなが原因なのか、「歯ぐきが腫れて」とか「咬むと痛い」といった
急患患者さんの来院が増えています。

やはり暑さはこたえるようです。



さて、最近はあまり聞かれることは少なくなりましたが、
「根の治療は専門なのですか?」と質問されることがあります。

私は一般の歯科開業医ですので「専門ではありません」といふうに答えています。

でも、自分がどんな歯科医師なんだろう?と思うと、、、
最近読んだ本にこのようなことが書いてありました。

1,根の治療をはじめとする各種学会の認定する「専門医」で
臨床のほとんどが紹介された難症例ばかり。自由診療中心でコストも青天井??
→では、ないですね・・・・。

2,根の治療が得意または好きな一「般開業医」で
臨床の多くがシンプルなケースだが、ときにある難しい症例も出来るだけ自分で治療する。
→これですかね。

3,いわゆる「一般開業医」で
臨床のほとんどがシンプルケースで、難症例は専門医紹介する。
→以前はそうでした。でも何か悔しかったんです。


難症例といわれているモノとそうでないモノとの境界線は決して明瞭ではなく、
治療を行う歯科医師の知識と技術、そして経験によって常に変化するので、
その判断は難しいと言われています。

AAE(アメリカ歯内療法学会)が発表している治療難易度のアセスメントフォーム(上から3番目のPDFファイルです)
というのがありますが、過剰に意識することなく、われわれ一般歯科開業医が
少しでも質の高い根の治療を行うことが大切だと思います。




休日はとうもろこしを家でゆでて食べながら、
おいしくて、つい食べすぎてしまうことが多いですね。



どうでもよい写真で失礼しました。


さて、

歯ぐきにでき物が出来て消えないというこのケース。



歯周病の急性症状で分岐部病変との診断でポケット洗浄されていたようです