大学から文系がなくなるとどうなるか？

文系は、教養。
理系は、実学。
というような、イメージが多い。


社会的な役割の視点からみると、
文系は、モニタリング＝＞鏡やめがね
理系は、プランニング＝＞望遠鏡、刀

といえよう。

この視点から言うと、

文系＝＞歴史、教育、法学、文学、哲学、芸術
理系＝＞理学（数学、物理、化学、生物）
数学・天文学、工学（建築系含む）・理工学・情報・心理学・医学・経営（プランニング系含む）
という分類になり、
大学から文系がなくなるということは、
新自由主義の名の下に
「鏡やめがね」を民間に丸投げする
ということだ。
＃実質、「大学」解体だ。


そもそも、今の大学の形態は
貴族の趣味に現場が入った
ゲッチンゲンからだった。
そこに貴族の遊び場のラボから
実験的理学が入り、現在に
至っている。


こう考えて、前にすすもう。
未来の構造を考える学問が
特権階級のものから
現場に戻ったのだと。

また、１５００年のルネッサンスような時代の
タイミングなのだと。

ちなみに、その時代は、
学術文化が危機に瀕するなか、
手紙のやりとりによるネットワークが、
それまでとは違う
知識人、過去の制度から独立し、
新たな発見を受容する、西洋の知識人を作り出していった。

奇妙なもの、新しいものをコレクション
することが博物館、バンダーカマーになり、

男性はアカデミーをつくり、
女性はサロンをつくっていった。

いかがだろうか？


戦争にいたった過去の歴史に
似ていることを探す前に、
もっと過去の歴史も見てみよう。

この時代、
・科学革命
・大航海時代
・絶対王政
であった。

なぜ、マンガの「ワンピース」が
若者に人気なのか？
すでに、潜在意識の中で
若い世代は準備ができている。

あとは、古い世代の理解が
必要だ。