- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
- 服部 哲也
- (SEO WEBコンサルタント)
- 竹波 哲司
- (Webプロデューサー)
筆者は、BSC(バランス・スコア・カード)を利用することをお勧めしています。
なんだ、横文字か・・・
そう思われたかもしれません。
しかし、BSCの考え方は、実は日本の伝統的経営手法に極めてなじみが深いものなのです。
アメリカ生まれと言いながらも、本質的な部分は日本オリジナルなのです。
BSCは、1980年代の日本の経営を、米国が徹底的に研究した結果うまれたものです。
1980年代は、Japan as No.1 という言葉が生まれた様に、日本が世界的に最も強かった時代になります。
逆に米国はとても景気が悪く、多くの米国企業が苦しんでいました。
当時の米国では、経営者の評価は1年が終わった時にでてくる決算書において、経常利益が高ければ良い経営者。経常利益が低ければ悪い経営者であるとされていました。
ところが、日本では、経常利益はそんなに出ていない会社でも、活気があったり、売上げが上がっていたりします。そんな日本にどうしても勝てない。
それが米国企業の実態でした。
そこで米国が日本的経営を研究したのです。
その結果、米国が導き出したのは、日本では経常利益だけで経営を評価していないということでした。
基本的には、経常利益を中心とする財務の視点は重要です。
しかし、それだけで経営を評価せず、お客様の視点から見て評価されているのか、業務プロセスは適切かどうか、従業員教育、採用の体制、成長性、商品やサービスの開発等々の観点から、複合的に評価されていることに米国が気づいたのです。
そこで、米国でも、複合的に経営をみていくべきである。という考え方に至り、体系化されました。
それがBSCなのです。
言い換えると、日本的経営を体系的にまとめたものであるのです。
だからこそ、BSCは日本企業に最も適していると言えるのです。
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岡本興一