容れ物と中身の違いを見抜く! - コラム - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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容れ物と中身の違いを見抜く!

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徒然日記
近頃、政治家のニュースが世間を賑わしています。
何も最近に限ったことではありませんが、政治家というのは国の為に動く人であって欲しいものです。


立身出世のために自らをアピールするのではなく、「どうしても、この人になってもらいたい!」と、周りが押し立てられるような仕組みがあっても良いような気がします。
今の選挙方式では、著名な人、目立った人が当選するような形ですよね。


昔、中国にホウ統(ほうとう)という人物がおりました。
冴えない身なりをしていたため、仕官しても登用されなかったのですが…。
人を観る目があった人物に認められ、三国志の主人公として有名な劉備玄徳の元へ来るのです。


ところが劉備ですらも、ホウ統の身なりで判断し、重要な職へ就けず、地方に飛ばしてしまいました。
それを知ったホウ統の力を知る人物達は、揃って劉備に助言をするのです。
「容姿で判断してはいけません。ホウ統は大役を任されてこその人物です。」


助言を聴き入れた劉備は、一晩ホウ統と語り合って力を認めました。
そして、諸葛亮孔明と同じ軍師として抜擢するのです。


劉備が国を持たずに彷徨っていた頃、司馬徽という人物に会い、次のようなアドバイスをされたことがあります。
「伏龍と鳳雛このどちらかを得れば天下も握れる。」


実は、この伏龍が孔明であり、鳳雛がホウ統のことだったのです。
レッドクリフという映画にもなった赤壁の戦いというものがあります。
映画だと孔明と周瑜の活躍ばかり表現されておりますが、裏で動いたホウ統の働きが無ければ、曹操に勝利することは無かったはずです。


この話しで何が言いたいかというと…。
容れ物は容れ物であって、中身の人物こそが大切だということです。
どんなみすぼらしい姿をしていようと、その人が持つ本質を見なくてはなりません。
当人が外に自分をアピールして、どんなに立派な格好をしていようと、所詮、それは容れ物でしかないのです。


孔子の言葉で次のようなものがあります。
「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」


どういう意味かと言えば、「言葉が巧みでいつも愛想を振りまいているような者は、誠実ではなく、人間に必要な愛の心が欠けている」というようなことです。
愛想が良いから必ずしも良い人間というわけではなく、容貌が悪いから必ずしも悪い人間というわけでもありません。


人物を見る時も、物事を判断する時も、本質を取り逃がしてはいけないわけです。
本質へ至る仮の説明で満足してしまっては、本質へ辿り着くことはありません。


相手の発言や行動の真意は何なのか?
それが分かるようになるためには、道理を学んで身に付ければいいのです。
道理が分からない内は、人や物事を見極める目が付くことも無いのですよね。


「容れ物ではなく中身を見る!」


人から聞いた噂話や、自分の持つ色眼鏡で判断するのではなく…。
本質を見抜く眼というものを身に付けていきたいものですね(^_-)-☆


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