ダイヤモンドは傷つかないけど弱いもの? - 結婚式全般 - 専門家プロファイル

永木 泉
株式会社ラビア 代表取締役
ジュエリーデザイナー

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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ダイヤモンドは傷つかないけど弱いもの?

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今日は宝石のお話をさせて頂きます。

宝石は貴石( Precious Stone )と半貴石(Semi Precious Stone)の二つに分けられます。

五大宝石と呼ばれる、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライトが貴石の分類になります。それ以外は半貴石と呼ばれます。

貴石と呼ばれるものは、モース硬度7以上の硬さがあります。

皆様ご存知の様にダイヤモンドが一番硬く硬度10になります。

このモース硬度とは滑石を1として、この滑石とこすり合わせて引っかき傷の有無で硬度を測定したものです。

滑石って、チョークの原材料でもあり、昔は滑石を使って子供達は道路に絵を描いたりして遊んでいました。

ですから、よく誤解があるのは、ダイヤモンドは硬いので傷がつかないと思われていらっしゃる方が多いと思いますが、実は衝撃には弱いのです。例えば、金槌で叩くと粉々になります。

時々お客様がお使いになっていらっしゃる立て爪のダイヤモンドリング等をルーペで拝見すると、ガードル部分(周りの部分)が欠けていたしする事があります。

おそらく、硬い=丈夫と思い込まれてるので無意識に何かにぶつけていたりするのではと想像します。

長く綺麗にお使いになるには、着けられたままのお炊事、お掃除はお控え下さると良いかと思います。

ダイヤモンド(Diamond)は4月生まれの誕生石です。

ダイヤモンドの歴史は古く、旧約聖書にも出ていて神の国エデンにあった宝石の一つと言われています。

語源はギリシャ語のアダマス(Adamas)意味は「征服しがたい」その硬さゆえの由来です。

宝石としての要件である硬度、光の屈折率を一番に備えたダイヤモンドは比類なき真の宝石の王者なんですね。

そんなゆえんもあり、4月生まれの人はどこか優越感に浸れますね。