共同経営による起業について
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中小企業診断士の長谷川進です。こんにちは。
今日は起業についてのお話です。
私は仕事の一環として起業家支援を行っております。
起業検討中の方、起業前の方、起業直後の方、起業後しばらくの方など、フェーズは様々ですし、起業内容も様々ですが、ITやインターネットに関連した起業家の方が多いのが特徴でしょうか。
このような起業家支援を行う中で、時々出会うのが「共同経営による起業」を行う方々です。
起業の段階で複数人が集まり、共同経営を行っていくスタイルの起業です。多いのは二人で起業するパターンでしょうか。
単独で起業するパターンと複数人で起業するパターン、それぞれメリットとデメリットがあるので一概に言えませんが、複数人で起業することは、想像以上に難しいということをお伝えするようにしています。
事実として、複数人起業の場合、途中で物別れになってしまうケースが少なくないからです。
起業前に物別れになるケース、起業が上手くいかなくて物別れになるケース、起業が軌道に乗っても見解の相違から物別れになるケースなど、パターンは千差万別。
いずれにしても、あいまいにしていたことが起業にともない表面化することが、トラブルの原因。
主なポイントとしては、
・役割と責任の明確化
・指揮命令や上下関係の明確化
・資金や利益などお金に関する考え方の明確化
・短期的な計画、中長期的な計画の明確化
などがあげられますが、とにかくあいまいな点があれば、明確にして議論することを避けないことです。
相違点があるのならばあることを明確にしておく。すぐに明確な結論が出なくても議論を行う。といったことを先送りせずに進めていくことが重要です。
起業という選択には、リスクとリターンがあるのだということを忘れてはいけません。
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