岩間 隆司(建築家)- コラム「なにもない。からはじまる設計監理」 - 専門家プロファイル

岩間 隆司
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅

岩間 隆司

イワマ タカシ
( 東京都 / 建築家 )
株式会社ソキウス 代表取締役
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なにもない。からはじまる設計監理

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ものづくりの現場から 2012-10-26 16:28

現場では ヤリカタ の工程からはじまる。

ヤリカタ とは 敷地に実際に建物位置を落とし込む作業です。

壁等の芯の 水糸を張って 確認します。

(水糸(みずいと)の みず とは 水平 という意味です。)

 

よく、設計段階での寸法関係と実際の敷地とで多少誤差がでます。

地面のことです。ある程度は いたしかたないのですが、今回の

このプロジェクトは 境界との離れ寸法が きわめてタイトです。

多少、心配でありましたが、はたして誤差のレベルは極めて微細。

当初の 敷地測量の精度 に 感心しました。

 

その後、近くの現場事務所にて、定例の打合せ。

現場監督 と 設備業者さんとで、作成した施工図を検討です。

まあ‥、当方 SOCIUS の計画物件では 恒例のことなのですが、

『この納まりはできない!』『この施工どうしますか?』の連発。

もちろん

これまで何度もタイトな状況の中、戦ってきた私は 動じません。

どこが難しく、どうすれば解決つくか。ある程度 想定してます。

 

ただ大切なのは、現場で議論をつくす。ということ。

現場監督や職方さんの技能には、私の知識以上の部分もあります。

大切なのは、その確かな技術と いいものをつくりたい。という

情熱を、設計コンセプトと共に現場が共有すること。

建築家の上から目線 では、いいものはできません。

 

この打合せでも、前向きなアイディアが ひとつ 生まれました。

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