<短編小説集> のコラム一覧
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月を観ながらお風呂にはいりたい。
『ちっちゃな家』出展中 です。
昨日(13日)は、私が会場にて 担当させていただきました。
私の出展作のことで恐縮ですが、来訪者の方とお話していて
そういえば当時 設計の依頼にさきだち 建て主のかたから
こんな「キーワード」を言われたな‥ と 思いだしました。
すまい を 『コトノハ舎』 といわれるくらい
建て主の方は ことばを操るお仕事 をされております。
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小説『ちっちゃな家』#3/3
SCENE-3:渓谷
“‥ったく、なにさまのつもりよ!あいつ。”
ゆみと同じせりふを心の中でつぶやきながら、わたしはいつしか小走りになっていた。
記事原稿ができあがると、ライターは取材元に校正を送り確認をお願いすることになる。
文面の細かいニュアンスの違いや、データの誤りなどはこの段階で修正ができるわけだ。
ただもちろん、メールやファックスのやりとりで充分...(続きを読む)
小説『ちっちゃな家』#2/3
SCENE-2:Bar
「‥ったくナニさまなの、あの福元ってキザな建築家!」 と、ゆみがきりだした。
取材をおえたわたしたちは、ウエスタンスタイルのビールバーのカウンターに陣取り、
ハーフ&ハーフの中ジョッキをかたむけはじめていたのだ。
「ナンであの先生使うかな、あのメタポオヤジ‥。」
ゆみがメタポオヤジと揶揄したのは、うちの編集長、三谷原末吉のことだ。
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小説『ちっちゃな家』#1/3
SCENE-1:取材
黒のマオカラースーツをまとったその男は、一頻り挨拶をおえると、受け取った名刺の
わたしの名前のところに目をおとしたまま、じっと黙りこんでしまった。
『スタイルハウシズ』編集部
ライター 栂池弥生
『スタイルハウシズ』は、創刊まもない住宅誌。読者は、若い主婦層にしぼったものだ。
わたしとゆみはいま、次号の特集の取材...(続きを読む)
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