<短編小説集> のコラム一覧
4件中 1~4件目RSS
月を観ながらお風呂にはいりたい。
『ちっちゃな家』出展中 です。 昨日(13日)は、私が会場にて 担当させていただきました。 私の出展作のことで恐縮ですが、来訪者の方とお話していて そういえば当時 設計の依頼にさきだち 建て主のかたから こんな「キーワード」を言われたな‥ と 思いだしました。 すまい を 『コトノハ舎』 といわれるくらい 建て主の方は ことばを操るお仕事 をされております。 ...(続きを読む)
小説『ちっちゃな家』#3/3
SCENE-3:渓谷 “‥ったく、なにさまのつもりよ!あいつ。” ゆみと同じせりふを心の中でつぶやきながら、わたしはいつしか小走りになっていた。 記事原稿ができあがると、ライターは取材元に校正を送り確認をお願いすることになる。 文面の細かいニュアンスの違いや、データの誤りなどはこの段階で修正ができるわけだ。 ただもちろん、メールやファックスのやりとりで充分...(続きを読む)
小説『ちっちゃな家』#2/3
SCENE-2:Bar 「‥ったくナニさまなの、あの福元ってキザな建築家!」 と、ゆみがきりだした。 取材をおえたわたしたちは、ウエスタンスタイルのビールバーのカウンターに陣取り、 ハーフ&ハーフの中ジョッキをかたむけはじめていたのだ。 「ナンであの先生使うかな、あのメタポオヤジ‥。」 ゆみがメタポオヤジと揶揄したのは、うちの編集長、三谷原末吉のことだ。 ...(続きを読む)
小説『ちっちゃな家』#1/3
SCENE-1:取材 黒のマオカラースーツをまとったその男は、一頻り挨拶をおえると、受け取った名刺の わたしの名前のところに目をおとしたまま、じっと黙りこんでしまった。 『スタイルハウシズ』編集部 ライター 栂池弥生 『スタイルハウシズ』は、創刊まもない住宅誌。読者は、若い主婦層にしぼったものだ。 わたしとゆみはいま、次号の特集の取材...(続きを読む)
4件中 1~4件目
- 1