岩間 隆司(建築家)- コラム「集合住宅の計画(1)デザインとデコレーション」 - 専門家プロファイル

岩間 隆司
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅

岩間 隆司

イワマ タカシ
( 東京都 / 建築家 )
株式会社ソキウス 代表取締役
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集合住宅の計画(1)デザインとデコレーション

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ものづくりの現場から 2012-04-23 15:20

おなじ 住宅の建築計画 とはいえ

集合住宅の計画 は 専用住宅の計画 とは全く別のものであります。

 

専用住宅 は (街並の形成、といった公共的側面もありましょうが)

基本、住み方や感性での計画。

集合住宅、とりわけ賃貸集合住宅の計画とは 事業(ビジネス)です。

つまり高い収益性ー建築コストに対する収入ーを目指して計画します。

ちょっとドライな言い方に 感じますが

賃貸集合住宅の計画では そこは はっきり意識する必要があります。

 

高い賃料収入を求めたり 空室率というリスクを回避する方向性には

異論はないと思いますが、建築コストそのものを どう捉えるのか‥。

 

ここで よく聞かれる 論法

建物の『デザイン』に凝ると→ 建築コストが大→ 収益性がバツ。

私は いつもこの短絡的なロジックに 違和感を覚えます。

 

ここでゆう『デザイン』とは正確には『デコレーション』ということ。

単純に言葉を置き換えると よく わかりましょう。

 

『デザイン』とは

お金を掛けて 何かを付加えることじゃない。

きめられた予算の中で人間性や機能をつきつめる 工夫 のことだと。

私は そう 意識しています。

かつて 建築家ル・コルビジェ のいわく

『住宅は住むための機械』『機能的なものこそ美しい』といった文言。

誤解もまねく物言いですが、よく表現できている と思いませんか?

 

集合住宅の計画で 大切なのは 『デザイン』

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