森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- コラム「子ども手当は、所得制限なし」 - 専門家プロファイル

森本 直人
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

森本 直人

モリモト ナオト
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
森本FP事務所 代表
Q&A回答への評価:
4.4/547件
サービス:0件
Q&A:1,247件
コラム:168件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

子ども手当は、所得制限なし

- good

くらしを守るマネー管理術 FP森本直人は、こう考える 2009-12-23 17:19
どうやら子ども手当は、所得制限なし
という方向でまとまったようです。

一連の子育て支援策については、
バラマキという批判はあるものの、
とにかくこれに賭けてみようということで、
政権交代が行われましたので、
あとから、ハシゴをはずすようなことになれば、
揉め事になっていたでしょう。

個人的には、今は、若年層に貯蓄が少なく、
高齢層に貯蓄が集中しているため、この対策には、
そのギャップを埋める効果もあるのではないかと見ています。

具体的には、世代別の1世帯あたりの貯蓄残高の平均は、
30歳未満の278万円、30代の640万円に対し、60歳以上は、
2019万円となっています。しかも、30代以下の世代は、
負債が貯蓄を上回る「負債超過」の状態です。
出所:平成20年家計調査年報(貯蓄・負債編)

このため、お金がないので、結婚もできない、子供も持てない
という20代、30代が増えているものとみられます。

あとは、本当にこの対策の財源を確保できるのかです。

もし財源確保のために国債を増発することになれば、
長期金利が、少しずつ上昇していくシナリオも考えられます。

特に、住宅ローンを変動金利で組んでいる方は、
このシナリオに注意が必要です。

勘違いされている方もいますが、変動金利が上昇すると、
固定金利はもっと上昇しますので、
気付いた時には、もう手遅れということもありえます。

場合によっては、早めに固定金利に借り換える
という選択もありえるでしょう。
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム