オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
森本 直人
モリモト ナオト
(
東京都 / ファイナンシャルプランナー
)
森本FP事務所 代表
050-3786-4308
グループ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
どんな商品にも長所と短所がある
-
くらしを守るマネー管理術
FP森本直人は、こう考える
2009-09-18 17:38
買ったらよいか、とのご相談をよく受けます。
もちろん、どんな商品を買うべきか、
について興味を持つことは、自然なことですし、
実際に、何か商品を買って運用を開始するわけですが、
やはり、プロセスを端折ってはいけないと思います。
というのも、どんな商品にも長所と短所があるからです。
例えば、毎月分配型投信という商品があります。
毎月分配型は、長期の資産形成には不向きとよく言われますが、
例えば、老後に入って、計画的に資金を取崩しながら、
使用していきたいという方には、適しているかもしれないのです。
タイミング分散を図りながら、
計画的に資金を積立てる方法は、ドル・コスト平均法と
呼ばれることは、皆さん、ご存知かと思いますが、
理屈としては、その反対の使い方です。
また、例えば、外貨FXという商品があります。
外貨FXは、レバレッジを掛けて、
少ない資金で、大きな取引ができるという利点があり、
手持ち資金は少ないが、為替の勉強して、大きな勝負をしてみたい、
といった方のニーズには合っているかもしれません。
あるいは、外貨FXは、売りポジションを持てますので、
為替ヘッジのような使い方をしたいという方にも、利用価値が
あるかもしれません。
ただし、外貨FXは、短期間で、大きく儲かった経験をすると、
その経験が忘れられなくなり、依存症気味になる危険性もあります。
つまり、何が言いたいかというと、
商品選択に絶対的な答えはない、ということです。
大切なのは、ご自身の性格やリスク許容度、運用目的、
どんな資産運用をしたいのか、目標金額、などなどについて、
じっくりと考えるプロセスだと思います。
不確実性の高まるこれからの時代の中で、
資産運用は、生活に必要な技術と位置付けられる可能性が高いですが、
いきなり商品選択をするのではなく、
資産運用でどうしたいのか、をじっくりと考えた上で、
スタートをしても、長い目で見て、後悔はないか、と思われます。
「くらしを守るマネー管理術」のコラム
老後2千万円必要は本当か(2019/06/10 17:06)
今年1年を振り返って(2016/12/22 18:12)
あなたの担当FPに確認すべき5つのこと(2016/11/30 16:11)
投資をしない理由(2016/10/28 17:10)
個人型確定拠出年金はなぜ普及が進まないか(2016/09/20 16:09)