森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- コラム「金融危機で、マイナス何%?」 - 専門家プロファイル

森本 直人
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

森本 直人

モリモト ナオト
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
森本FP事務所 代表
Q&A回答への評価:
4.4/547件
サービス:0件
Q&A:1,247件
コラム:168件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

金融危機で、マイナス何%?

- good

くらしを守るマネー管理術 FP森本直人は、こう考える 2009-03-15 22:54
これまでにQ&Aに投稿された方の中には、
この金融危機の中で、投資元本の5割〜6割減らしている方も
いらっしゃるようです。

リーマン・ショック後は、経済環境が激変して、
水が入ったバケツの底が抜けてしまったかのようです。

では、独立系FP事務所の相談者は、
今どんな感じなの?という点には、皆さん、ご興味が
あるのではないでしょうか。

もちろん、資産配分や投資時期は、個々の状況で異なりますし、
プライバシーもあり、具体的な内容等は明かせませんが、
平均的な方のケースで、
ざっくりと感覚的な数字を申し上げますと、

私の事務所では、一括投資をして持ち続ける
バイアンドホールド戦略の方は、
現時点で、投資元本のマイナス35%くらい、
ドルコスト平均法で積立投資を継続している方で、
投資元本のマイナス15%くらい、というイメージです。

この状況を考えると、確かに今は、厳しいですが、
投資・運用に、マイナス局面は、必要な要素で、
マイナス局面があることは、むしろ安心と考えています。

例えるなら、「よくしなる釣りざお」です。
「しならない釣りざお」は、一見頑丈そうですが、
負荷がかかり過ぎると、突然ボキッと折れたりします。

投資・運用の世界でも、絶対収益という考え方はありますが、
価格変動リスクを避けるため、信用リスクなど他のリスクを
取り過ぎてしまうことがあります。

長期投資で目指しているのは、大雑把にいうと、
10年〜15年で、投資元本の2倍くらいの地点です。

今は、大物が、釣り上がる前の「しなりきった状態」
と見ることもできます。

ただし、投資・運用の世界に絶対はありません。

これからの投資・運用に必要なのは、
過去の経験や知識だけではなく、
未来に向けた想像力やアイデアなのかもしれません。
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム