住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
酒井 正人
サカイ マサト
(
東京都 / 建築家
)
サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
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限られた空間にカッコよくレイアウトする手法 #4
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住まいづくりの発想
スタイリッシュなデザイン
2008-03-04 14:01
私達はたくさんのモノを持ち生活をしていますが、それらのモノが効率よく機能的に使えることで快適だと感じるのだと思います。 住まいのなかでも、まさに同じことが言えると思います。 限られた空間に無駄がなく使いやすくレイアウトされた収納や家具は、とても便利で心地良さをつくりだします。
写真はマンション住居の5畳ほどの部屋を子供室にした事例です。 マンションではよくあることですが、部屋のコーナーに構造柱があり、凸凹しているため、一見どのように家具をレイアウトすればスッキリするのか悩んでしまう状況です。
ここでは、あえてその構造柱の凸凹を利用して柱を囲むようにL型のデスクとシェルフをデザインすることで、限られた空間に無駄なくデスクやベッド(シングル)をスッキリとレイアウトすることを実現しています。
通常デスクの奥行きは60cm〜70cmが多いのですが、ここでは「スペースを空ける」ことを優先して、奥行きは45cm(A4サイズの本などを開くにも充分な寸法です)とし、長い時間・・大人になっても使えるようなシンプルでスッキリとしたデザインにしました。
長い時間使う事を考えれば、既成製品のサイズやデザインにとらわれず、空間や使い勝手に合わせて自分オリジナルのデザインで造る家具はオススメです。
住まいづくりを考える際はぜひ自分スタイルの心地よさを考えてみてはいかがでしょうか。
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