阿部 龍治(相続&不動産のお悩み相談110番)- コラム「【諺005】 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)」 - 専門家プロファイル

阿部 龍治
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アベ リュウジ
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【諺005】 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)

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【企業の経営課題】 諺から学ぶビジネス実務100 2009-01-05 08:00

【諺から学ぶビジネス実務】(その5)石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)


ことわざの意味や成り立ちについて見てみましょう。

冷たい石の上にも、三年座りつづけていれば、あたたまって居心地がよくなる。辛抱の大切なことのたとえ。どんな職業に就いても、どんな仕事に従っても、つらいとか難しいといってすぐやめるようなことをせず、じっと辛抱して努め、三年たてば大抵の仕事に馴れるし、また上達して先の見透しもでてくるものである。初めの三年の辛抱が大切であるという教え。(出典:ことわざ辞典 日東書院)



類似の諺


・茨の中にも三年の辛抱
・こもの上にも三年
・火の中にも三年
・わざわいも三年たてば用に立つ
・辛抱する木に金がなる


ビジネス実務


ビジネスの世界では、就職した新入社員に先輩からアドバイスするときに使われることが多いというように思います。

何でも最初は大変なものですが、しっかりと学ぶ期間を終えれば仕事も楽しくなるものというアドバイスをよく聞きます。

この解釈には3つあるように思います。

(1)組織営業型
引き継ぎ資料もきちんとしており、指導方法も問題がなく、誰でも一定期間がかかるような場合。自主性を重んじて、考える癖をつけさせながら指導する必要はありますが、組織営業を構築するための準備や態勢ができている会社でしょう。

(2)職人型
職人の世界のように見て、体で思えるようなタイプの仕事である場合。
ただし、先輩はきちんと後輩を見ていてようにおもいます。
本当のプロの営業は自分のやり方を持っていますので、このようなタイプの方がいいという方も多いかも知れません。

(3)放置プレー型
一見、職人型にも思えますが、放置プレー型は忙しくて新人の世話を見ていられない現場や、協調する風土のない会社の場合です。
人の教育ができない会社では、離職率も高く、ノウハウも共有されない傾向があります。採用費用も掛けて、良い素質の人材がそろった場合でも、活かすことができないか、育ったところで独立や転職されてしまうかもしれません。


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