保険証券をみればわかると思いますが「1入院60日型」「1入院120日型」「1入院180日型」等々商品によって様々あります。
これは入院した場合、連続何日目まで給付金が受取れるかを制限しているものです。
では実際、何日あれば安心でしょうか?
下記は平成14年度厚生労働省「患者調査の概況」に基づく7大成人病にかかった場合の平均入院日数です。
胃がん 39.3日
糖尿病 42.3日
高血圧 45.7日
心疾患 20.4日
脳梗塞107.0日
肝硬変 43.2日
腎不全 52.4日
脳梗塞以外は大体50日前後の入院日数となっております。
このデータだけだと短めの医療保険で大丈夫そうに見えます。
ただ、ご注意いただきたいのは、医療保険は180日以内の再入院の場合は、1回の入院とみなされることです。
例えば「1入院60日型」の医療保険に加入していてがんで40日間入院した場合、180日以内に再度がんで30日入院しても連続入院とみなされてしまうため20日分しか給付金は出ません。
ただ、最近の病院はあまり長く入院させないようになってきていることも事実です。
私のお客様で医療関係のお仕事についている方は皆、短めの日数の医療保険を望まれて、契約されてます。
一番近くで患者さんをみていてあまり長く入院しない、もしくはさせないようにしているのを肌で感じているのでしょう。
保険は安心を買うものでもありますから、こういった要素や保険料負担等も含めて総合的に検討されるといいと思います。
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