- 榎本 純子
- 神奈川県
- 行政書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
一緒に住んでいない親のことを知る権利は子どもにあるんです。
極端にいうと、親のことを好きになるか嫌いになるかを決めるのは子ども自身です。離婚によってそれを奪っちゃいけません。
日本では、同居していない親の半数から1/3が子どもとコンタクトをとれていないという説もあります。
私のまわりを見渡した感じでは、同居していない親と子どもが会っているケースの方が少数派ですね。
離婚するということは、もちろん相手に対して何らかの不満や怒りや憎しみがあってのことですが、それと子どものことは切り離して考えないとです。子どものことは一番に考えないといけないこと。子どもが大きくなる上で、自分の両親がどんな人かを知ることは、とっても大切なことです。アイデンティティに関わることですから。自分にとって良い夫や妻でなくっても、子どもにとってはたった一人のお父さんでありお母さんなのです。
でもね・・・。
子どもを精神的・肉体的に傷つける親が現実に存在するのも確か。
子どもが大きくなっていく上で、どんな風に面接交渉のことを考えていけばいいのか、どういう形で会わせるのがいいのか。
長い目で見て考えていくのが大切でしょうね。