投資銘柄情報2012/12/07号

●アイロムホールディングス（２３７２）
本日終値６０３０円（＋９１０円）。ＳＭＯ（医療機関向け治療支援）事業主力。１１月１３日発表となった２０１３年３月期中間業績が当期利益４．０５円と黒字転換した事を好感し、株価はストップ高を交え連騰となり、１１月２２日には高値６０９０円を付けるに至っている。その後は調整局面形成となったいたが、本日再び急伸となり、直近高値６０９０円をザラ場にて更新。これよりトレンドは新波動入りの様相であり、当面株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状況。新波動入りとなれば、現ディスクロ抱えている２万株強の信用買い玉に回転が効き出す事で、需給も好転。

●トーヨーカネツ（６３６９）
本日終値１８６円（＋１円）。石油・ＬＮＧタンク工事の業界大手。１１月７日に発表となった２０１３年３月期業績予想（当期利益３８．６％増）と自社株買い実施（取得株数５００万株、取得金下区８億円上限）が刺激材料となり、株価は出来高を伴い高値１８７円まで急騰。その後は目先買い玉の打ち返しを消化しつつ、緩やかな上昇波動が継続となっている状態。現ディスクロで約１５０万株の信用買い残を抱えている事で、目先は戻り売り圧力旺盛と想定されるが、直近高値１８７円奪回となれば、株価が直近６ヶ月における高値となる事で、需給懸念は後退。押し目買いで対処したい。

●やまや（９９９４）
本日終値１１９１円（＋８円）。東北地盤の酒類専門店チェーン。１１月６日引け後に発表となった２０１３年９月期中間決算において当期利益が前年同期比１３．１％減となった事を嫌気し、株価は安値１０１０円まで下落。ただ同時に発表の通期業績予想はＥＰＳ２０２．８７円と従来予想を変更していない事で、悪材料は既に織り込み済みとなっている状態。ここに至って株価には再び緩やかな上昇波動が出現となってきており、本日は９月２４日戻り高値１１９３円を更新となった事で、これより短期トレンドは新波動入りの様相。今期予想ＥＰＳより算出されるレシオは本日終値で約６倍といった割安水準。

●土屋ホールディングス（１８４０）
本日終値２７４円（＋９円）。北海道地盤の住宅会社。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価には今１０月中旬より上昇波動が出現中。本日は１１月２７日高値２７４円奪回で年初来高値を更新。個別チャートは短・中期トレンド共に新波動入りの様相となってきている状態である。これより現ディスクロで抱えている約１２０万株の信用買い玉に回転が効き出す事で、需給懸念も後退。ここはサポートラインになると想定される５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面。今期業績は大幅増益（ＥＰＳ１５．７円）かつ増配の予想。

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