- 林 高宏
- 林高宏税理士事務所
- 鹿児島県
- 税理士
対象:税金
私は、ゆっくりとベッドに横たわった。
部屋を暗幕で覆うと、目の前にはプラネタリウムが現れる。
そこへ、Bang&OrfsenのCDが心地よい音を聴かせてくれる。
最高の眠りをGETするのに、ものの数分もかからないだろう。
しかし、その日はまだ昼休み時間。午後からのアポもあった。
眠ってしまうわけにもいかない。
私は、視線を上から下げ、左右を見渡した。
そして、そこにある医療器具の多さに驚いたのだ。
そして、整骨院で聞いた「マイクロ波」を
実は、母のために買ったことを思い出したのだ。
母は、戦時中結核を患い、6年間入院していた。
終戦に伴い、米軍から提供されたマイシンで、その命を長らえた。
12年前、私は、副甲状腺ポリープの疑いで、オペをした。(喉元)
執刀医は同級生だった。
結果は大したことなかったが、問題は術後の痛み。
炎症反応がものすごかった。
同級生の医師は、外科・内科を問わず、ただ頭を下げまくっていた。
私なんかのために・・・・・
3日間ほど看護師さんには、ご迷惑をおかけした。
この時、看護師さんによって、座薬を置いていくだけの人、
嫌な顔一つせず、お尻に挿入してくれる人があることに気づいた。
また、婦長という肩書だけで、えらく威張っている
国立大学病院のおばさんを目にした。
是非、民間で研修を受けて頂きたい。そう思った。
さて、そんな風に悪態をつきまくる私に優しく接したのは、
意外にも普段は口うるさい母だった。
家内は、子供とともに外から眺めているだけだった。
「お母さんの、悪い点だけ、引き継いじゃったねー」
そう言いながら、母は優しく私の体をさすっていた。
想像だにできない母の言葉を聞き、驚いた。
しかし、それを痛みが上回った。
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