- 澤田経営研究所 澤田和明
- 澤田経営研究所 代表
- 群馬県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
定義…会社の総資産に占める純資産(自己資本)の割合を示し、企業体質の健全性と不況抵
抗力の強さを示す指標。
格付けが「正常先」であるとみなされる値
これについては、1項目だけで「正常先」かどうかという格付け基準にはならない
が40%以上なら優。
分析のポイント
自己資本は、払込資本金と内部留保(法定準備金及び利益剰余金)の合計だから、返
済する必要のない最も安定した資金。利益を無視して売上ばかりが増加すると、総資
本も増えこの比率が悪化する。倒産企業を分析するとこのケースが多い。
株式による資本金は配当という資金コストがかかるが、内部留保はコスト0。
従って、内部留保の多い自己資本の方が質的水準は高いことになる。但し、借入金は
一度に多額の資金調達ができるが、内部留保の積み増しではそうはいかない。
この比率が20%〜30%は良、20%未満は自己資本が安定しているとはいえな
い。
<次コラムへ続く>