- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
誰にでも、苦手意識はあります。
私は苦手なものがたくさんあります。
ただし、高校までの勉強に関しては苦手はありませんでした。
いや、正しくは「苦手意識はあったけど、支障がない状態だった」ということです。
苦手教科や単元があって、実際に「必要な点数が取れない」「常に教科のなかでワースト」という生徒は
100% 独学ができていない生徒です。
独学ができる生徒は、苦手教科も苦手意識もありますが、支障がない水準までは持っていきます。
多くの生徒は、
苦手
↓
点数が取れない
↓
苦手なんだから仕方ない
↓
悪い点を自分で許す
という思考回路になり、ずっと改善できません。
個別指導が数多くある塾業界において
苦手教科がある→その教科を個別で教えてもらう
という流れが出来つつあります。
苦手教科がある人は個別指導
苦手がない人は進学塾
たしかに、苦手教科は最初は指導が必要でしょう。
しかし、【最初】だけでいいのに、それで成果が出ると、ずっとそれを手放せなくなります。
そこが個別指導塾の抱える大きな課題だと複数のブログで塾長が言っています。
「最初は上がる。ただ、そこからが伸びない」と・・・。
私は、そこから先は「独学の能力の向上」だと考えているのです。
苦手教科が軌道に乗った時点で「勉強全体」を考えた指導に切り替えなくてはいけません。
指導者が忘れてはいけないのは
「苦手があったら苦手をなくします」ではなく
「今後、苦手をつくらない」
「苦手になったら、自己解決できる」
ようにすることが仕事だということです。
だから、お子様や保護者の方も、苦手教科があって、その教科だけ点数が悪いときは
独学ができていないことを忘れないでください。
個別指導で、その教科を克服しても、独学ができなければ今後、また苦手が出てきます。他の教科も苦手になっていきます。
塾をお探しの方は、その塾がお子様をどういう生徒に導こうとしているのか・・・そこをよく見て聞いてみてください。
ただ単に、苦手を克服します!で止まっているのか、その先まで見て指導しているのか・・・
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