キッチンから見て正面の細長いプロポーションのドアがトイレの入口です。
壁と同面にして枠を無くしたため、見た目が扉だらけにならず、圧迫感をあまり感じさせません。
「ここはトイレのドアだよ〜」と主張せず、さりげない感じになったと思います。
下に空いている丸穴は何かといいますと、吸気口です。
扉を開けると、右側にコンパクトな手洗器、タイル一枚分の幅で床から天井いっぱいまでの鏡、そしてタオルバーがあります。
このように鏡を貼ると壁面がつながって広がりを感じさせてくれるので、うちではおなじみの手法です。
手洗器の反対側(扉の左側)には、 便器と、上部には間接照明を兼ねたトイレットペーパー収納があります。
掲載できる写真枚数の都合上、こちらの面はここで写真をお見せできませんが、これまたうちでよくやる手法です。(わりと好評で、クライアントからリクエストされることもしばしば。写真をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。)
トイレは家の中でもとても小さなスペース。
でも、誰もが毎日用を足すために必ず使わなければならない、必ず必要なスペース。
食べることが大切であるくらい、排泄することも大切にしたいですよね。
「トイレ」に関して思いついたことを別のところでつらつらと書き綴っています。
「トイレ」についてもっと考えてみたい方、ご興味のある方は「トイレ空間研究室」にもどうぞお立ち寄りくださいませ。(話がダブっているところも多々ありますが、ご了承ください。。。)
村上建築設計室