マイホームの建築方式

　マイホームを建築する場合、主な建築方式には、1.ハウスメーカー　2.工務店　3.建築家プラス工事業者（工務店等）　という方式があります。それぞれの特徴を以下にまとめておきます。

 1.　ハウスメーカー：メーカーというだけあって、本来なら単品生産である住宅建築を家電メーカーや自動車メーカーのように、工業製品化された部材を建設敷地で組立る建築方法が普及している。品質、デザイン、仕様が統一化されていて、品質の安定性は良いが、好みの建材等を使用できない場合も多い。

 2.　工務店：ハウスメーカーとは違い、単品生産で住宅を建てている。しかしながら、設計力に弱いため、なかなかデザイン力、特殊（計画が難解）な敷地に対する対応力に欠ける場合が多い。地元密着型で社員数も少なく、住宅展示場も存在しない場合が多い。一般管理費、広告宣伝費等の経費が殆ど掛からないため、ハウスメーカーより安く建築できる場合が多い。

 3.　建築家プラス工事業者（工務店等）：建築家による極めて優秀なデザイン力、特殊（計画が難解）な敷地への対応力と、工務店等における廉価な工事金額により、自分好みのマイホームを建築できる場合が多い。ハウスメーカーや工務店で造る住宅が自由度の少ない工業製品に似た建物になるのに対して、自由自在に注文ができる芸術作品に似た建物となる。高級住宅もローコスト住宅も全て建築可能となる。