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- 安田 紀子
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第1章｢カラーコーディネーションの意義｣です。
今回は、｢色の識別性と情緒性｣について。
日常生活の中で、色は識別と情緒を左右するという大きな
2つの働きを持っています。
まず識別性から。
色の識別性は、色の違いがわかるという働きのことで、信号類や
サインデザインでの色の活用が例として挙げられます。
識別性と間違えやすいのは次の2つ。
1.視認性：遠方からの対象物の認めやすさ
2.誘目性：対象の目立ちやすさ
次に情緒性です。
情緒性の分析といえば、オズグッドのSD法です。
SD法がどういった調査方法なのかは説明できるようにしておいた
ほうが良いでしょう。
SD法：反対の意味をなす複数の形容詞対を用いる。この形容詞対を
複数の人がカテゴリー尺度で評価し、このデータを基に解析が行われる。
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