- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
■法人の場合
法人の場合、使用するPCが3台以下ならば個人用ソフトを使って頂いても構わないと思いますが、4台以上になるのであれば、法人用のソフトウェアを導入することを強くお勧めします。
法人用のソフトの場合、全社のウィルスソフトのアップデートや各種設定を一括管理したり、ウィルスが発見された際に、社内のネットワーク全てに、通信の遮断やウィルス検索を一斉に指示、コントロールすることができるため、被害の拡大を最小限に抑える仕組みが提供されています。
何かが起きる可能性を軽減し、何かが起きた場合の対応を即時に行うことができ、何が原因かを特定するための情報を集約できるのす。
企業の場合、セキュリティ事故が会社の存続を脅かす問題となることさえあり得ます。
したがって、リスクマネージメントをしっかり実施しなくてはならないのです
「管理された状態」に保つことが極めて重要なのです
中小企業であっても例外ではありません。
経営活動として重要なリスクマネージメントとして、ウィルス対策ソフトを導入するのであれば、企業向けに作られたものを採用することを強くお勧めします。
ただ、法人法のウィルス対策ソフトは、サーバが必用となることが一般的である上、設定項目が多岐にわたり、複雑です。
導入するにはそれなりの知識がないと、正しい設定を行うことができず、無用の長物となってしまう可能性も秘めています。
できれば、専門の業者に依頼し、導入をサポートしてもらうことをお勧めします。
なお、過去の経験の中で、中小企業向けのウィルス対策ソフトとしては、やはりトレンドマイクロ社の製品がわかりやすく、導入も運用も他社よりは容易です。
それでも機能が劣っているということはありませんので、当社にご相談があった場合の大半は、トレンドマイクロ社製品を選定しております。