年間、幾度となくお世話になる飛行機での移動。
今日初めて、着陸を待つ間空中待機で、堺市上空を20分以上旋回して待機すると言う経験をしました。
羽田空港から伊丹空港への移動は、通常は65分です。
飛び立って間もなく富士山が見えるので、写真撮影をし、少々、機内雑誌や持参している本を読むと、最終アプローチを知らせる機内アナウンスがある・・・というリズムです。
合間に、機内サービスのホッとコーヒーを頂き、これまた持参したチョコレートやクッキーをおやつに頂きリラックスして到着地での仕事に備えるというのが、定番のスタイルです。
今日目の下に広がっていた真綿の布団のような、空いっぱいに敷き詰めたような切れまのない白い雲の上を巡航高度で飛行していただき、ファイナルアプローチに入ったところで、急に上昇。
あれ??
何があるの?と、一瞬不安に思うのと同時に、
コックピットの機長アナウンスによって、着陸できない理由を知りました。
今日は、ボーイングトリプル7のダッシュ200の予定だったのですが、トリプル7 200ERと国際線の機材に変更されていたので、燃料もあまりあるほど積んでいるであろうことが予想できたので、心配はありません。
まして、堺市上空で旋回しての待機でしたが、堺市は、ぴっかぴかに晴れており、
厚く切れまのない雲も晴れており、天候も不安がない。
こうなると、追加料金なしの空中遊覧的感覚なので、しばらく、堺市上空から望む大阪府を楽しんでいました。
当初は、伊丹空港上空の積乱雲をやり過ごすと言うことと、強風警報が解除されるのを待つのは、5分位とのアナウンスでしたが、やはり、そんなにすんなりと積乱雲が行くはずもなく。
上空旋回は、20分に及んだのです。
ピットからのアナウンスで聴く機長の声は、特に年配者のような声ではありませんでしたが、
とにかく正確に、旋回するその技量の素晴らしさ。
必ず何回廻っても、同じ場所で、右に旋回し、同じ景色が同じ距離で確認できるのです。
池の大きさも、見える角度も、毎回同じなのです。
伊丹への進入を回避してすぐに聞こえた、ピットの中の管制とのやり取りは、とても緊迫した感じでしたが、動じることなく、飛行機は、淡々と旋回し、途中、不安にならないように、2度ほど機長が直接、状況を説明してくださいました。
積乱雲が過ぎたので、これから伊丹に降りますというアナウンスの後、
厚い雲の中に戻るのは、ちょっとした勇気が必要だったことでしょう。
それでも、落ち着いき払い、淡々と高度を下げる機体は、これぞプロの技量!!という感じで手繰られていきました。
もし、長男が、飛行機に乗ると言う職業を目指していなければ、延着という事実に腹を立てたことだと思います。
(実際、顧問先には、約束の時間ちょうどに飛び込んだと言う感じでした)
近い将来、旅客機に搭乗した長男の姿をイメージした時、こんなに落ち着き、たくさんの乗客を安心させ、また、クルーを信頼して操縦に専念できるだろうか?と考えた時、
キャプテンの優しさや自信を強く感じることができました。
プロの仕事とは、他者を安心させ、自分に信頼を寄せさせることができる。
いかなる時も落ち着き、最善を尽くす。そして、瞬間のゆるぎない判断力を発揮すること。
あらためて、素晴らしい仕事ぶりに触れることができたこの経験を、とても嬉しく思いました。
1度の料金で、ほぼ2回分の飛行時間を過ごすことができ、しかも国際線仕様とくれば、
言うことなしです!
ただ、心残りは、プレミアムポイント使って、シートのランクアップしとけばよかった~ということくらいでしょうか?
今度は、早めに空港に入り、機材の確認と、プレミアムシートの予約状況を確認したいと思います。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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