- 星 寿美
- プラウドフォスター株式会社 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
【最強ビジネスモデル】 2012.07.12 No.0416
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同じ単語を使っているのに全く違ったことを
話している事がある。
お互いがその事に気付いていればいいのだが、
一方が気付いていて他方が気付いていない時は
話が前に進まないことが起こる。
例えばこんな感じ。
「分かる分かる。同じだね。
だから○○で△△で・・・」
(おお。なるほど。そちらからはそう見えるのか)
という前提で、
「では、具体的には、こうしてからああして・・・」
「そうだね。だから○○で△△で・・・」
(あれ。話がまた元に戻っている)
という流れを延々繰り返すこととなる。
こういう時、お互いの次元が一致していれば
話が堂々巡りにならずに済むので、
何とか次元を一致させようとしていた。
だが部分しか見えていない人に
この事を説明し、
全体図だとか視点の高さなどの
次元を揃えようとしても
なかなか功を奏さないことに気付いた。
そして、次元はあえて一致させなくても
いいのではないかと思うようになった。
なぜなら目的は会議を進める事で
次元を合わせる事ではないのだから。
そう考えるようになると会議の話を
前に進めるにはどうすればいいか
という点にフォーカスすればいいのだから、
解決策は色々と出て来る。
相手の共感を得つつ
会議を進めるためにも
次元を一致する事にフォーカスを当てない
という気付きを得る事が出来た。
そう考えると
これまでのコミュニケーションでの行き違いが
だいぶ解消されただろう。
どうしても共有しなければいけない部分と
そうでない部分があるのだから、全てを
共有する為に時間を費やす必要はないのだ。
会議は軸をブラさず共有感を持って
事業を進める為の手段なのだから。
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■今日のまとめ
・ビジネスの会議などで相手が同じ単語を別の次元で
使っている時、その次元を一致させるのは
とても難しいことが多い。
・次元を一致させることに労力は使うのではなく
軸をブラさず共有感を持って事業を進める事に
フォーカスすると方法が見えて来る。
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