- 長坂 有浩
- アリスカンパニー 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
相手が怒りまくっているときの対処法。
答えはこれ;
「とにかく相手に反論せずに、耳を傾けること」
ここでの最大のNGは「反論すること」。
実はもめて喧嘩になるケースの多くは「反論してしまう」ところにある。
「反論する」というのは、
「自分を正当化する」ということ。
相手からしてみると、
「私は間違っていない。間違っているのはあなただ」と言われているようなもの。
そりゃあ、ますます怒るよね。
カウンセリングの世界では、
「不満を吐き出させることでストレスを軽くさせる」
という方法があります。
吐き出すだけ吐き出すと気持ちが落ち着いたりする。
それは、怒っている人も同じ。
とにかく吐き出させること。
気の済むまで。
吐き出すだけ吐き出すと、落ち着くときが来ます。
実はそれがチャンス。
自分の正当性を話すのはこのときです。
「そんなこと言い出したら、また怒るのではないか?」
そうでもなかったりする。
言うことは同じ。
でも、相手の心理状態が違っている。
相手は吐き出すだけ吐き出して、ちょっとすっきりしている。
あなたは最初にあやまることで、自分の非を認めている。
さらに、相手のこころの中には、
「ちょっと言い過ぎたかな」
という反省の念が出てきていたりする。
そもそも、どちらか一方に原因がある揉め事のほうが少ないもの。
相手も実はそれがわかって怒っているところがある。
だから、落ち着いた状況では、
あなたの主張に対して理解を示してくれることがとっても多い。
結局は相手があなたのことを理解してくれればいい。
最初だろうと最後だろうとね。
【今日の達人ワンポイント】
相手が怒っているとき、自分の主張は最初じゃない。最後にする。