果たしてInternet explorer 6は消えるのか? - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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果たしてInternet explorer 6は消えるのか?

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2月にwindowsupdateでバージョンアップさせようとマイクロソフトがしていた
Internet explorer 6(以下IE6)。
3月下旬には自動アップデートも走らせ、撲滅に向かっている。

1月にシビラ(アクセス解析ツール)のデータを元に、
弊社ではウェブ閲覧環境分析のレポートを発表しました。

http://www.sibulla.com/column/report_website_analize_2012_01/

その中でもブラウザを取り上げています。

その後どうなったのでしょうか?

皆さま、お世話になります。環の小坂です。

3月下旬の自動アップデートの結果は4月を待って5月に発表しようと思いますが、
今年1月~3月の閲覧環境データの検証を今行っています。

<IE6のシェア遷移>

●1年前までの傾向

3年前・2年前・1年前、シビラで解析したユーザの中でIE6のシェアはどの程度だったのか
まず追ってみます。

3年前は3人に一人がIE6でした。
それが、2年前には2割超まで下がり、
1年前には1割超まで下がっています。

9人いたら3人が使っていたIE6ですが、2年前に一人が止め、1年前にさらに一人止めた計算です。

ちなみにIE7は3年前半数近いシェアがありましたが、
その後激減し、1年前には1割超まで落ちています。

代わりに上昇したのが、IE8です。
一年前には過半数までシェアを伸ばしました。

そして、IE全体のシェアも低落傾向にあり、
firefox,chrome,safariがシェアを拡大しました。

というのが1年前までの流れです。

●ここ1年間の傾向

ここ1年間ではIE8が減少に転じ、IE9が増えています。
また、apple系端末のシェア拡大にも伴いsafariがシェアを拡大しています。

そんな中IE6の下落傾向は津ぢていますが、結構しぶとく生き残り、
昨年末の段階では9%でした。

というのが前回までの発表です。

●今年の変化

今年に入り、IE6のシェアは少しずつ下がってきています。
1月は8.1%、2月は7.6%、3月は6.6%というように下がってきています。

注目は4月です。
3月下旬のアップデートでどれぐらい下がるのか?

まだ4月のデータの集計を行っていませんが、
マイクロソフトの思惑ほど下がっていないような気がします。

相変わらずIE6のシェアが最大というウェブサイトも多いですし、
半数近く締める場合もあります。

大手企業・官公庁中心にIE6からのリプレイスが困難な企業も多く、
BtoBサイトではIE6を無視できないという状況です。

サイト運営会社はIE6対応でコストがかかるし、
制作者はIE6対応でその手当をしないといけないし、
マイクロソフトは「腐った牛乳」を消せないということで、
IE6問題の4月の結果がどうなるか、注目です。

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