- 鈴木 将樹
- 英語総合即戦学校
- 英語講師
対象:英語
ちょっとした縁で、今週から某専門学校で、英語・TOEICを週1で教えることになりました。
本業のほうが社会人の方向けの英語学校ですので、夜のクラスが多いのですが、その合間を縫って昼のクラスです。多数の学生さんに教えるのは、はじめてなので、ドキドキワクワクしています。
実は、その学校、留学生がだいぶ多いのです。100人ぐらい受け持つんですが、その中で日本人が2、3人。大半は中国やアジアの方なんですね。ただ、授業は全部日本語です。
つまり、この学生たちは、第三言語を勉強しているわけですが、それを第二言語で勉強しているということなんです。僕らが英語でフランス語を勉強するようなものですが、それをやれてしまうわけですね。しかも中国人留学生などは、中国語、英語、日本語と日本の企業から引く手あまたのコンビネーションの三ヶ国語を最終的に使えるようになるわけです。
こういうの見てると、日本の学生にはきつい時代になるだろうなあ、という前回の話を実感します。
このような優秀な留学生を雇うのに、今のところ弊害になっているのがビザだと思うんですが、TPPに参加するとなるとビザの問題も解消する方向になるわけですよね(基本的に、人や物、サービスなどの移動を太平洋周辺の国々で完全自由化するというのがTPPなわけですから)。
流れ的に、日本の若者には確実にまずい方向に向かっていて、多くなりすぎた大学の再編とか、学歴主義の崩壊とか、いろいろなものが迫ってきているように個人的には思いますが、僕の考えすぎなのか、気付いていない人が多すぎるのか、どっちなんだろう、と思う今日この頃です。
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