DIYコラム 森林を守る ~その4~ - 生涯学習 - 専門家プロファイル

ほしの てつ
趣味工房うさ坊株式会社 代表取締役
DIYインストラクター

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対象:老後・セカンドライフ

稲垣 史朗
稲垣 史朗
(店舗インテリアデザイナー)
吉野 充巨
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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DIYコラム 森林を守る ~その4~

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前回は、カーボンニュートラルというお話をしました。


似た言葉に、カーボンオフセットという言葉があります。

さて、カーボンオフセットとは何でしょう?


カーボンオフセットとは、自らの温室効果ガスの排出量を算出し、削減努力を行うとともに、削減が困難な排出量について、他の場所で実現した排出削減・吸収量等を購入することなどで相殺(オフセット)する事を言います。


例えば、日本の会社が工業製品を製造する事でCO2を100排出したとします。

その代り、アフリカで植林する事で50のCO2吸収と、中国で工場から排出するCO2を今までよりも50削減する技術を提供することにより、100-50-50=0 にしましょうという事です。


そこで問題になるのが、評価の仕方です。

カーボンオフセットを確実にする為には

1、森林整備による二酸化炭素の排出削減・吸収活動を確実にする。

2、排出削減・吸収量の算定制度を高めること。

3、ひとつの活動が複数のオフセットに利用されないこと。

があげられます。

これらの信頼性を確保する為に発足されたのが、オフセット・クレジット制度(J-VER)です。

簡単に言うと、検証と認証をしましょうという制度です。


その一環で、森林認証制度というのがあります。

つまり、カーボンオフセットに有効な森林ですよというお墨付きです。


しかし、これらの素晴らしい制度を整えても、実行しないと意味がありません。

いかに森林資源を正しく使っていくかが課題となります。

次回は、今後のあり方についてご紹介します。


※出典:農商工連携等人材育成事業研修テキスト 森林分野
(農商工連携等人材育成事業研修 修了 ほしのてつ)

 

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