ヒトとヒトの対話が成り立つ、売る場買う場

潜在仕事力発見ワークの中川淳一郎です。

前職でよくビッグサイトの展示会に行った。

大手企業が華やかなブースを作り、企業力をアピールしていた。

ネクタイを締めた社員が大勢いた。

商品の説明を聞くと完璧な説明が返ってきた。

通りかかると、すぐ売り込みをかけてきた。

いつも警戒をしてブースに入っていた。

あるとき、「ギフトショー」という展示会が１０万人集客すると聞いた。

あの広大なビッグサイト全館を使っているという。

仕事上あまり関わりの薄い業種であるが行ってみた。

名を知っている企業は一つも無かった。

細かいブースが無数に有り、細かい商品がところ狭しと並べてあった。

目立った売り込みもほとんど無かった。

商品のことを聞いても論理的な説明は返って来なかった。

大半が雑貨、仕入に店の人たちが来ている。

何の魅力があってこれほど多くの人が仕入に来るのか分からなかった。

分からなかったが気になって次シーズンの展示会も行った。

気がついたことがあった。

出展者の目がやさしい

来場者の目がやさしい

相方の会話がやさしい

聞いていると

自然に興味を持ちブースを訪れている。

興味を持ってくれたヒトに朴訥にキモチを伝えている。

お互いに無理しない

値切ってやろうという目が無い

高く売るつけてやろうという目が無い

騙されるのではないかという目が無い。

ひとつひとつを大切に買う場。

ひとつひとつを大切に売る場。

今

手づくり市が　賑わっている。

各地の朝市が　賑わっている。

道の駅が　　　賑わっている。

ヒトとヒトの対話が成り立つ売場。

そこにヒトは魅力を感じる。

仕入の世界でも同じではないか

ヒトとヒトが触れ合う場に違いないのだから。

ビッグビジネスでも同じこと

看板を振りかざずにヒトとして対話をしよう。