- 田中 圭吾
- オフィスライト行政書士田中法務事務所 代表行政書士
- 東京都
- 行政書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
土曜の夜から日曜夜まで、丸1日メールを見ることができなかったのです。
日曜夜、事務所に帰ってメールをチェックしますと、新規の相談が10件以上、顧問契約の方から5件以上入っていました。
仕事はありがたいのですが、がーん、といった感じです。
疲れていたのですが、深夜までがんばりました。
出張するときに限ってメールが多いと思うのは気のせいですが、そう思ってしまいます。
さて、表題の件です。
最初に相談されたのは、2ヶ月前でした。
20歳代前半の女性です。
彼女は、去年の冬から、今年の夏にかけて、アメリカに語学留学していました。
そこで、彼女は、カップルとルームシェアをして暮らしていたそうです。
カップルは、アメリカ人の男性と日本人の女性です。
相談者は、留学中にその男性と肉体関係を数度もち、日本に帰国しました。
その後、カップルの女性の方から相談者に下記の電話がありました。
「私たちは婚約していて、あなたはそれを知っていたはず。
不法行為をしたのだから、慰謝料300万円を請求する。」
彼女は、300万円もの大金はないのでどうしたらいいかと当事務所に相談されたのです。
相談者の方は、彼らが婚約していることは知りませんでした。
それで、書面で相手方と協議を進め、ようやく先日、20万円で決着しました。
婚約をしている一方と肉体関係をもっても、婚約していたということを知らなければ、慰謝料の支払い義務はありません。
ですが、今回の場合、彼が婚約していることを知りえた立場にあり、相談者にも過失がありました。
よって、20万円で和解することにお互い同意されたのです。
下記は相談者からのメールです。