インターネットの検索エンジンを1位に上げる方法がある。
結論から言えば、名前で検索されることだ。
だから商品のネーミングが大切になる。
ネーミングについては、
聞いただけで商品や効能が連想できるもの。
覚えやすいもの。
口に出したときに、ストレスがないもの。
となる。
こんな話をすると、勘違いをする人が現れる。
士業の人たちがネーミングをつけてしまうのだ。
税理士は税理士でいい。
なのに、「収益改善コンサルタント」などと言い出す人がいる。
はっきりと言って、逆効果だ。
士業の場合、ネーミングよりも、専門分野を明確にするほうがいい。
例えば、不動産会社専門税理士となる。
すると、今度は、専門分野を絞ればその分野の仕事しか来ないという話になる。
もともと、新規の顧問先が獲得できないのであるから、
専門分野を絞って、営業をする方が効果的だ。
しかし、専門分野を絞ることへの抵抗があることも理解できる。
簡単な話、
専門分野の名刺を何枚も持てばいいのである。
不動産会社に会えば、不動産専門の名刺を渡す。
メーカーに会えば、メーカー専門の名刺を渡す。
どうやら、名刺と肩書きがひとつしか持ってはいけないと考えている人が多いようだ。
ということで、絞って肩書きをつければいいという話をすると、
さらに勘違いをする人が現れる。
ソーシャルメディア コンサルタントなんてものだ。
ソーシャルメディアという言葉が一般化したのは、最近のことであるから、
底の浅さが透けて見える。
もちろん、のっかるクライアントがいるのだから、全面的に否定はしないが、
彼らは5年後に何と名乗っているのだろうか?
仕事の質やコンテンツを磨くことを忘れて、
マーケティング好きになった挙句に、キャッチコピーばかり考えて
失敗している人を何人も見た。
テクニックはほどほどに・・・。
仕事のレベルを上げて、名前で検索される以上に効果を上げるものはない。
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