- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
セミナーが終了すると、聴講された方々はまじまじと色を見ていることが多いですね・・・。そして、「この色はいいんですか?」と私に聞いてきます。私は「・・・・。」
勘違いなさらないように。いくら私がセミナーで「色彩心理」の話を大半していたとしても、「色」も集客のアプローチの1つ、切り口に1つだということを理解していただきたいと思います。
といっても、あなた様は思うでしょう。
色が大事というけれど、どうビジネスと向き合うのだろうか?また、カラーコーディネイトでいいんじゃないか?と。
私の著書、セミナーではここを説明しておりますので、そちらでご参考・・・って言わざるをえないのですが、著作に引っかからない程度に、説明しましょう。
11月にちょうど完成し、オープンする老人ホームを例に出しましょう。というのも、こちらは、県などの許認可の施設ですので、数が限られております。(あまり問題にならないからです。)
それならなおのこと、なぜ私のところへ依頼にやってきたのでしょうか?
それは、半径500メートル圏内に競合他社、全く同じ事業をしている老人ホームがあったからです。介護施設でもいろいろですよね?デイケアを中心にされているところもあります。
クライアントさまの案件は、入居施設、「終の住処」となる老人ホームでした。クライアントさまはこう思われたそうです。「競合他社が近くにあり、うえたさんの本には、『経営者の好みで色を選んではいけない』と書いているし、いったいどうすりゃあいいんだろう?やっぱりお願いしよう。」
私は、クライアントさまとニーズやターゲットを確認します。それから、コンセプトワーク、コンセプトを考えます。(ここは、著書に載っています。セミナーでは、具体的に説明しています。)
大事なのは、長期的なビジョンにたって考えておくことが大切です。
そして、やはりライバル社の色はもう使えませんね。うっかり使用していると、同じグループ会社と思われてしまいます。差別化は大事です。
それから、そのエリアの大きなスーパーなど商業施設の色も調べておきます。私たちはおもしろいのです。そのエリアで生活していると、その色を見ると「あ〜安い。」「あ〜高い。」と無意識のうちに反応してしまいます。
「パブロフの犬」
になってしまいます。そうです。その周辺地域の大型商業施設はディスカウントのお店が多く、ふつうのスーパーよりもさらに安いのでした。住んでいる方にとっては、それらの色を見るたびに、金額はこのあたりという基準ができあがっていると思います。
それらの色も避けました。
「安い」というイメージを持たれたくなかったからです。
それらを考えて、イメージパースの絵。
クライアントさまから、「うえたさんのセンス、スゴく気に入ってます!いい仕事ができました!ありがとうございました!」
本当にありがたいメールをいただきました。感謝です。
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