- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
そもそも餅屋が考える『ネーミング』は、みなさんが思っているネーミングとはちょっと違います。
ネーミングというと、有名なコピーライターが持ち前の文才と閃きの感性で、世間をあっと言わせる斬新な切り口で生み出したものと思う方もおそらく多いことでしょう。
実際のところ、コピーライターのお仕事は広告の文章を書くことです。
コピーを書くにあたっては、大きく分けて「何を伝えるのか」「どう伝えるのか」の二点において論理的に構築されている必要があり、前者に関してはマーケティング力、後者に関してはコミュニケーション力や心理学などの幅広い知識を要求されると、一般的に言われます。
ネーミング作りでは、上述の知識に加え、言語学(音声・形態・意味・記号)や外国語と文明に関する知識、商標に関する最低限の知識も要求されるのです。
もちろん、キラリと光る商品名を、優秀なコピーライターが開発するケースも多くあることは事実です。
しかし、コピーライターは時代の流れを感じながら、そのときの世の中の声や雰囲気を反映させた形で商品を伝えようとします。
ネーミングは、もっと長い目で商品を捉えます。
コピーに比べたら、ずっと長く残るものです。
商品名、サービス名、会社名にしても、同じネーミングで何十年と続くことだってあるからです。
いいネーミングは、時代とともに進化し続けるものです。
次回は、パリ・バルセロナ出張中にコラムを更新します。
お楽しみに!
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世界へ挑むブランドネーム・CI開発
株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com