- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
このコラムの中で【いいネーミング】についてすでにシリーズ化していましたが、もう少しネーミングの果たす役割を掘り下げてみようと思います。
ネーミングとは? 少し考えてみましょう。
『名は体を表す』
という諺があるように、名前を認識して初めてその商品の存在に気づくことはありませんか?
実際、商品への認識がなければ、その商品は存在しないも同然です。
また、商品自体は何も変わっていないのに、新ネーミングにしたら売れたというケースはかなり存在しています。
つまるところ、ネーミングはイメージを伝達し、ターゲットとなる顧客の心を掴むのです。
ということは、裏を返すと、価値を伝えるネーミングでなければ、その商品がどんなに素晴らしい商品であっても、顧客にこの商品の存在をしっかりとアピールすることができない恐れも出てくるということです。
総力を挙げて作り上げた商品を、その価値に見合う存在として、いえ、それ以上の付加価値を持たせて市場に投入するには、やはりネーミングについて熟考することが大切なのです。
価値を伝えるためのネーミングをつくるにあたり、必ず考えなければならない大切なチェック項目があります。
それは、ターゲットの絞り込み、商品価値の選定、付帯的ストーリーの設定です。
これらがしっかり定まっているかどうかで、ネーミングにこめるメッセージを明確に定義付け、ネーミング開発に方向性を持たせることができるのです。
いかにネーミングに伝えたいメッセージが込められるか、実は、とても重要なことなのです。
では、また次回。
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株式会社 ノーメン・ジャパン
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